「非接触ICカード連動の健康診断システム」医療法人日研会様
1966年より健診事業を開始。1984年から業務のコンピュータ化を本格的に導入。自動測定器の導入や、OCRの導入など早くから現場のシステム化に注 力し顧客満足に注力してきた。しかし、検査結果の処理に掛かる時間と、手書きによるミスを探す作業に要する時間を削減することがなかなかできず、この10 年ほど様々な対策を試行錯誤してきた。 2002年に開発した自社健診ソフトと、当社製の非接触ICカードシステムを連動させ遂にその根本的な答えにたどり着くことができた。
お問い合わせフォームはこちら
本事例に関するお問い合わせは、マーケティング営業部 営業課まで
BEFORE~導入までの経緯
人間がデータを記録する限り、ミスはなくならない。
もの凄い人手が掛かっていました
医療法人日研会様では従来、OCRや複写用紙を使用していた。しかし人間の書く文字の不正確性、やOCR読取り機の性能、データ入力間違いなどによりどう しても2重、3重のチェックが必要だったために、その作業に多くの人員を割当てる必要があった。 その後、接触式のICカードを導入し、プライバシー保護の面から見れば、現在でも要求されている要件を当時から達成した。しかし「接触式ICカードの特性 上、カードの扱いやランニングコスト、利用者の視認性など様々な問題もあり、予想した以上の対費用効果は得られませんでした。」(管理責任者談)
絶対にミスは発生する
根本的に「人間がデータを書いて記録する。データ入力をする」という行為は間違いの温床であった。「ミスの数が極わずかでもそれを探す手間はかわりませ ん。」(システム担当者談) データの1つ1つが受診された方の大切な健康診断結果であり、絶対に間違った結果報告はできない。そしてより早く結果報告ができるように膨大な人員と時間 を使ってデータを処理を行っていた。「何とかミスを発生させることなく、尚且つスピーディーに仕事ができる方法を探していました。」と、システム担当者は 振り返る。
接触式ICカードでもダメだった
前述の通り、接触式のICカードも使用していたが、表面にはID番号しかエンボス(浮き彫り)されておらず、何が記録されているか確認できなかった。本人 確認も出来なければ、ICデータの中に誰のどのようなデータが入っているか、全く分からなかった。 更に媒体として不安だったのは、そのデータの信頼性。学生達はカードを弄び壊してしまい、また社会人達も物珍しさが手伝い、金箔のIC部分をはがしたり、 削ったりして、壊してしまう。つまりデータ保存媒体としては全く用をなさなかった。
AFTER~導入後の成果
求めていた答え・・・非接触ICカード
1:83時間
今回のシステムを導入して、健診結果の処理時間が飛躍的に早くなった。健診に使用したPCをサーバーに接続し、データをアップロードする。その時間はわず か1時間、しかも担当者は1人だ。従来は1000人のデータを登録するのに、1人当たり5分としても5000分。1日8時間の作業で丸5日間は必要だっ た。それがわずか1時間ですむ。
従来はさらにこの後に、データのチェック作業が必要だった。「どのお客様も当り前なことですが、まず正確な結果報告、そし て早さ(喜ばれる付加価値)を求められます。そのために必要なことは本システムですべて満たすことができました。」と、システム担当者も満足げに語る。
ミス 0件

実は、このシステムにはデータを登録する際に人が操作する部分がない。人が操作すること=ミスにつながるという発想を前提に、如何にして人の手を掛けずに データを登録するかという点にこだわってきた。カードには、本人の所属、氏名、番号、受診項目が登録・印字される。そのカードを健診場所に持っていき、 カードリーダライタにかざすだけ。あとは、自動測定器で測定したデータがICカードに登録される。「このシステムを導入して以来、データの登録ミスは0件 です。」(システム担当者)また、PCからサーバにアップロードするのもボタン一つの操作。「人手が掛かるのは、サーバにアップロードする時にボタンを一 つ押すだけです。現場の機械関係の操作については、PCの扱いになれていない従業員、医療技術員でもその場で説明するだけでOKです。とは言っても操作す る事はないですけれどもね。」
非接触ICカードこそファイナル・アンサー
今まで使っていた接触式ICカードと違い、非接触ICカードはIC部が露出していないため、壊れない。また、表面にロイコ層を塗布してあるカードなので、 氏名などの本人確認情報も記載できるし、個々人ごとに健診予定内容も記載できる。何回でも使いまわしができるため、その分カードコストも抑えられる。ま た、ICカードを使っている、ということだけでもクライアントから得られる安心感と好印象は相当なものという。「クライアントには健診結果を帳票で出しま すが、受診者にとっては自分の健康を左右する数字です。ミスは許されませんが、非接触式ICカードにしてからクライアントの信頼も上昇していると思いま す。」更に、「これは導入後に気づいたんですが、自分の名前の入っているカードは大切に扱われますね。昔のカードみたいに壊されることがありません。皆大 事に扱います。」日研会様にとって非接触式ICカードこそファイナル・アンサーだった。
ロイコ式ICカード(左:書き換え可能なロイコ印刷面、右:裏面)
システム概要

-
カード発行
受診者データは、クライアントから電子ファイルで受領。形式は不問。データから、受診者氏名、所属、番 号、受診項目をカードに印字。 ICチップにも同様に受診者氏名、所属、番号、受診項目を登録。 2,000名のカード発行に掛かる日数は約2日。 ※カードは当日、現場でも発行可能 -
カード配布
健診当日に受診者にカードを配布する。カード配布方法はクライアントによって異なる -
受診
受診項目ごとにカードを卓上タイプリーダライタにセットして、自動計測器からのデータをICカードに記録する。身長体重計、血圧計、聴力計、視力測定器 -
集計
集計は各PCからのデータをサーバにアップロードする。アップロード時間は最長で約1時間 -
帳票出力
帳票はエクセルで作成するので、クライアントごとにフォーマット変更が可能
使用機器紹介
ロイコリライトリーダライタ「RIC-300」操作性重視のテンキー&ディスプレイ。ハイセンスなデザインでカウンタ周りに最適。 |
|
卓上タイプリーダライタ「ICU-150S/ICU-151S」ポケット式のスマートなICカードリーダライタです。 ※ICU-150S(USB接続) ※ICU-151S(RS232C接続) |
|
データキャリア「非接触ICカード/リライトカード/コインタグ」個別ID管理の基となるデータキャリアをラインナップ。 |
