「UHF帯RFID入退場管理システム」東洋合成工業株式会社様

1954年に設立された東洋合成工業株式会社様は半導体や液晶の製造で使用されるフォトレジスト用感光材を生産する感光材事業、高度な合成・分離精製技術で香料材料等を生産する化成品事業、多種多様な石油化学品の受入・貯蔵・輸送を請け負うロジスティック事業の3つから成ります。
今回ロジスティック事業を扱う高浜油槽所(千葉県市川市)にてタンクローリーの入退場管理システムを導入いただきました。
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導入までの経緯
目視で実施されていた入退管理

高浜油槽所は船舶受け入れ、タンク貯蔵、タンクローリー出荷を一貫して行っております。
なかでも早朝から夕方まで休みなく出入りする車両の入退管理は、これまで入出口ゲートに常駐する警備員によって、車両番号を目視で確認し記録するという形で行われていました。
「AEO」の認定取得に求められる高いセキュリティを実現するために…

今回のシステム導入の大きな理由として、国際物流におけるセキュリティ、コンプライアンスに優れた事業者を税関が認定し、税関手続き等を簡素化する「AEO制度(※)」の認定事業者取得を予定していたことがあげられます。
同制度が求める高いセキュリティを確保するためにも、 確実な履歴管理が可能な方法が求められました。そこで、ドライバーが車両に乗ったままID認証が可能で、なおかつ履歴を自動的に記録することのできるICタグシステムの導入検討が始まりました。
当社からは長距離読取が可能なUHF帯RFIDのシステムをご提案し、2010年3月より稼働いたしました。
※「AEO制度」とは
Authorized Economic Operatorの略称。物品のサプライチェーンにおいて安全基準を遵守しているとして税関当局等が認定した輸出入者、運送業者、倉庫業者等に対し、税関手続の簡素化やセキュリティに関連する優遇等の便益を付与する制度。
システム概要
機器構成
- UHF帯ICカード(ドライバーID用)
- UHF帯ICタグ(入構証用)
- 入退場登録用ハンディターミナル
- 管理PC
運用フロー
1.入退口で
ドライバーが入構時(退出時)ICカード付き入構証とドライバーICカードを警備員に見せる。
2ハンディターミナルで自動登録
警備員は車外からハンディターミナルを用い、車内のドライバーが持っている入構証とICカードを読み取って入構(退出)を許可。
3.事務所の管理PC
受付業務終了後、警備員はハンディターミナルを事務所へ持ち帰り、事務所の管理PCにて、回収したデータとドライバー一覧情報を紐付けて履歴情報を作成・管理する。
導入後の効果と今後の展望
車両から降りずにドライバーを認証できるため入退場処理がスムーズに行える
UHF帯RFIDの長距離読取により、スピーディかつ確実に車内のICカード、ICタグを認証します。これによりタンクローリーの入退場の手続が集中する時間帯でもスムーズに処理することができます。
ICカード認証による確実な履歴
ハンディターミナルにより自動で履歴を記録することで、正確な履歴管理が可能となりました。
今後の展望
2010年3月の本システム導入により、人と車両の入退場の正確な履歴管理が可能となりました。
早速導入効果として、「特定の日のタンクローリーの作業実績を提示するよう顧客から求められた際に、車両の入退場履歴から確実に作業していたことを証明することができました」とご担当者様からのうれしいお言葉もいただきました。
また無事にAEO認証も取得されるとのことで、今後はタンクローリーの空車、実車の重量測定や、作業エリアにおける作業管理など、正確な管理と記録が求められる場所でのICカード活用や同システムの他営業所への展開が期待されています。
